| 写真集/in one's place/白井綾 |
内容 ―作者コメント(本文より) 撮影にはピンホールカメラを使います。これは、レンズも機械的な装置もない、手作りの暗箱です。箱の直前の、直径0.3mmの小さな穴を通過した光が暗箱の中で像を結び、その像がじっくりと、箱の中のフィルムに焼き付いてゆくのです。そのため露光時間(シャッタースピード)が普通のカメラで撮影するよりも長くかかるので、おしゃべりしたり、本を読んだり、ファインダーのないこのカメラの前で、思い思いのポーズをしてもらっています。(中略) 撮影場所の選択も、ポーズを決めるのもモデルに委ねている私が、何をしていたかといえば、その場にいた、ということしかありません。指定の場所に出向き、長めの露光時間をその場で過ごした、そのことだけなのです。 |