| 写真集/永遠のピクニック/藤井春日 |
内容 写真集『草枕』『アドニスの庭』に次ぐ三冊目の写真集『永遠のピクニック』。 『アドニスの庭』で写した少女達のその後が、ロマンチックでも、ノスタルジアでもなく、これらを取り去った藤井春日の眼で、官能的に写しだされている。 演出家・結城 臣雄(ゆうきまさおみ)氏は、ジャン・ルノアール監督の未完の短編「ピクニック」(36年)を例えにして書いている。 「世界の全き受容ともいえる<変な気持>を永遠に持ち続けるという、藤井春日の永久不滅宣言なのかもしれない。<変な気持>が胞む生命への畏怖は、時には逆説的に死の畏れをも呼び込みながら、彼女の自在な時間軸の中で具体的なひとつの形象となる。そこには追憶という言葉が胞みやすい脆弱さが無い。」 この文に藤井春日の今が、集約されているのではないだろうか。 装丁:高橋 雅之(タカハシデザイン室) |