アート・カルチャー/appel vol.5/Bit Rabbit
書 名 appel vol.5(アペル 5号)
発 行 Bit Rabbit(ビットラビット)
定 価 315円(本体 300円+税)
判 型 A6判(H148mm×W105mm)
ページ 26ページ
発行日 2001年9月30日
ISBN4-901478-43-5

内容

特集:『映像/政治』 朝岡あかね/小野環/山田大輔

「政治的」に「映像」を撮るか、「政治的」な「映像」を撮るか。今なおアクチュアルな問いを。Bit Rabbitが三氏に取材し、各々が考える「映像/政治」について語っていただきました。

ゴダールはかつて『ル・モンド』紙87年のダニエル・エイマンのインタビューにおいて、テレビは家族から個人を分割し孤立を招き、支配するためにできたものだと言っている。そして同時にテレビはパイプであり、文化はテレビというパイプを通じて届けられるとも。ここにおいてテレビは我々が享受する文化であり、その乱暴さにおいてある種の政治性を帯びていると考えられないこともないが、おそらく事はそう簡単ではないだろう。それは伝達し、教育するが、一方映画は文化ではなくイメージとして機能する時、いわゆる良質な伝統から分化する。(中略)
「映像/政治」という言葉に困惑するのは読者だけではない。それはゴードンのように、言葉そのもののイメージを引き離し、文化とイメージの剥離材としてなかば強引に逆説的に借定された記号である。イメージは政治ではないが、政治的に利用されている。それを否定も肯定もできず、そうした文化の中で我々は生きざるを得ない。ゆえに仕方なく私たちは戦わざるを得ないのだと思う。
―編集後記より/高橋辰夫(Bit Rabbit)

■What's 『appel』?■
appel<アペル>は、ビジュアル・ユニットBit Rabbit(TATTAKA+泉沢儒花)が発行するアートミニマガジンです。独自の視点と編集で、アートの現在を読者と一緒に語り合えたらと考えます。appelは仏語で「呼び声」のこと。視える声や視えない声が交錯する、そんなアートの空間に思いを寄せて名付けています。
※現在ギャラリーカフェ・appelは閉店しておりますので、ご了承下さい。