| 文芸(詩・芸術・映画評論・エッセイ)/APIED vol.4/アピエ社 |
内容 4号のテーマ:スウィフト『ガリヴァー旅行記』 [編集者:藤井祐介、編集後記より抜粋] 子供の時に読んだ『ガリヴァー旅行記』は毒を抜かれた要約でしかなかった。リリパット国とブロブディンナグ国の記述に重点を置いていることは明らかだが、子供の頃に読んだ『ガリヴァー』からは跡形もなく消えている。子供のための、毒にも薬にもならない『ガリヴァー』を読んでいたということになる。「毒にも薬にもならない本を読まされる子供は不幸だ」という気もするが、大きくならないと分からない部分も多い。APIEDの特集は毎号、「昔読んだことがあるけれど、今、読んでも新たな発見のある作品」を取り上げている。今回は、大人に騙されていた、子供の頃の自分自身を再発見したのである。 目次 中川六平 元気な時に、ね 林哲夫 ヒンヒン国の謎 みむろいさむ 原民喜の『ガリバー旅行記』 十座海蝶子 クララとレミュエルの会話 広長了介 ハーブ茶の行方は 金城静穂 馬の国で迷う 管野水紀 色のない航海 藤井祐介 本草学と旅行記 和田ヒロミ 「光寿司」を通って 管ゆかり 大宇宙アカデミー女学生の罪と功績 成瀬義明 僕の「ガリヴァ船長の生涯」に関する十二章 |